庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

ブドウ

別名: ぶどう / 葡萄 / grape / grapevine

ブドウ科ブドウ属の落葉性つる植物で、生食・乾果・果汁・醸造などに利用される果樹です。

定義

ブドウは、枝を自立させるのではなく、巻きひげで周囲の支えに絡みながら伸びる落葉性のつる植物です。家庭栽培では果実を収穫するだけでなく、棚、パーゴラ、アーチ、フェンスなどに誘引して日陰や景観をつくる果樹としても扱われます。

樹体を構成する部分

  • 主幹:根元から棚面やワイヤーまで樹を支える永続的な軸です。
  • 主枝:主幹から水平方向へ伸ばし、栽培空間の骨格をつくる枝です。
  • 結果母枝:翌季に実を付ける新梢を出す、一年生の枝です。
  • 新梢:芽から当年に伸び、葉や花房を付ける柔らかな枝です。
  • 巻きひげ:支柱やワイヤーをつかみ、つるを固定する器官です。

家庭栽培での仕立て

家庭のブドウは、上部に枝葉を広げる棚仕立て、通路を覆うアーチ仕立て、水平ワイヤーに沿わせる垣根仕立てなどにできます。どの形でも、支持物を先に決め、主幹と主枝の骨格をつくってから毎年の新梢を配置する点は共通します。

収穫を優先する場合は、枝を過密にせず、葉に光が届き、果房を観察しやすい配置が管理の基準になります。景観を優先するアーチでも、つるを放任せず、剪定で更新する枝と残す骨格を分ける必要があります。

主な利用

  • 生食用の果実として収穫する家庭果樹
  • ジュース、干しブドウ、ジャムなどの加工原料
  • パーゴラやアーチを覆う夏の日よけ
  • フェンスやワイヤーを利用した立体的な庭づくり