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園芸用語

ユリ

別名: 百合 / ゆり / Lilium / true lily

ユリ科ユリ属に属し、鱗片が重なる球根から直立する茎を伸ばして夏に大きな花を咲かせる多年草です。

Definition

ユリとは、ユリ科ユリ属(Lilium)に属する球根性の多年草です。鱗片が重なった外皮のない球根からまっすぐな茎を伸ばし、主に夏に大きな花を咲かせます。一般名に「リリー」を含む植物のすべてがユリ属ではなく、園芸でいう真正のユリはLilium属を指します。

主な園芸系統

  • スカシユリ系(アジアティック・ハイブリッド):上向きの花が多く、日当たりのよい場所に向く系統です。
  • オリエンタル・ハイブリッド:大輪で香りのある品種が多く、強い西日を避けた明るい半日陰に向きます。
  • テッポウユリ系:筒状の花を横向きまたはやや下向きに咲かせ、日当たりを好みます。
  • マルタゴン・ハイブリッド:反り返る花弁が特徴で、腐植質に富む土と明るい日陰を好みます。

球根と根の特徴

ユリの球根にはチューリップのような紙質の外皮がなく、乾燥させない管理が必要です。種類によって、球根の底部から出る下根だけで育つタイプと、球根の上に伸びる地下茎から上根も出すタイプがあります。上根を十分に張らせる種類では深植えが必要になるため、球根の大きさだけでなく系統も確認して植え付けます。

生育と花後管理

水はけのよい土で育て、葉の細い系統は日なた、葉の広いオリエンタル系は明るい半日陰を基本にします。花が終わったら花がらだけを取り、緑の葉と茎は自然に黄変するまで残します。葉がつくる養分が球根へ戻ることで、翌年の開花につながります。鉢植えでは過湿を避けながら乾燥させすぎず、地植えでは夏の極端な乾燥時に水を補います。