園芸用語
排水性
別名: 水はけ / 土壌排水 / drainage
用土や鉢から余分な水が移動し、根域に空気が戻る性質です。
定義
排水性は、給水や降雨の後に余分な水が用土や鉢から移動し、土粒子間へ空気が戻る性質です。鉢植えでは用土の粒径、詰まり方、根詰まり、鉢底穴、受け皿の残水が関係します。水やりの量が適切でも、排水性が低ければ根域は過湿になります。
確認項目
- 鉢底穴:穴がふさがれず、水やり後に水が流れ出るかを見ます。
- 受け皿:排水後の水を残さず、鉢底が水に浸からないようにします。
- 用土:水が表面にたまり続ける、または鉢底まで抜けない状態がないか確認します。
- 根詰まり:根が鉢内を占めて水の通り道が減っていないかを見ます。
水のやりすぎとの関係
水のやりすぎは「一度にたくさん与えたこと」だけでは起こりません。排水性の低い用土へ少量を頻繁に与えると、根域が乾く時間を持てず、過湿が続きます。反対に、排水穴のある鉢へ、用土の乾きを確認してから鉢底まで水を通す方法は、根鉢全体へ水を届けながら余分な水を外へ出せます。
改善の考え方
まず受け皿の水、鉢底穴の詰まり、鉢カバー内の残水を解消します。根腐れがなく、単に土が湿っている段階では、明るい日陰と風通しの確保で乾きを待ちます。根腐れや極端な締まりがある場合は、傷んだ根を確認し、パーライト、粗い粒の材料、樹皮などを含む水はけのよい用土への植え替えを検討します。