庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

見え隠れ

別名: みえがくれ / 見え隠れの技法 / hide and reveal

園路や植栽で景色の一部を隠し、移動に伴って段階的に見せる空間構成の技法。

定義

見え隠れは、樹木・築山・塀・園路の曲がりなどで景色の一部をあえて隠し、歩くにつれて次の景が現れるように構成する造園技法です。全景を一度に見せず、移動の時間を庭の鑑賞に組み込みます。

主な構成要素

  • 曲がる園路:視線の先をずらし、次の場面を予告します。
  • 植栽の重なり:枝葉の間から水面や建物を部分的に見せます。
  • 築山や塀:景色を区切り、場面転換を作ります。
  • 開けた視点場:隠していた主景をまとめて見せます。

活用シーン

回遊式庭園では、見え隠れが歩行と眺望を結ぶ重要な仕掛けになります。住宅の小さな庭でも、入口から主景を丸見えにせず、植栽や袖垣で一部を隠すと奥行きが生まれます。ただし通路の安全や管理動線まで遮らない配置が必要です。