園芸用語
シバザクラ
別名: 芝桜 / モスフロックス / Phlox subulata / creeping phlox / moss phlox
地表を這う茎と針状の葉を持ち、春に花のマットをつくる多年草。
定義
シバザクラ(Phlox subulata)は、ハナシノブ科フロックス属のほふく性多年草です。細い葉をつけた茎が地表へ広がり、春に多数の花を咲かせるため、斜面や花壇のグランドカバーに使われます。
主な特徴
- 草姿:低い茎が重なり、地面をマット状に覆います。
- 葉:細く針状で、花のない時期も地表を覆います。
- 花:春に株全体を覆うように咲き、色の面をつくります。
- 増殖:株分け、発根した茎の移植、挿し芽などで増やせます。
解説
シバザクラは日当たりと排水のよい場所に向きます。花後に伸びた茎を整えると、株元へ光と風が入り、密度を保ちやすくなります。古い株の中央が茶色くなった場合は、すぐに苗で隠すのではなく、排水、蒸れ、緑の芽、茎の発根状態を確認します。常に湿る場所では根腐れの危険があるため、散水より先に植え床を見直します。
活用シーン
日当たりのよい斜面、石垣の上、花壇の縁取りで、春の花と地表被覆を両立できます。広い面積へ植える場合は、完成時の広がりを見込み、苗を詰め込みすぎず、除草と切り戻しができる作業動線を残します。