園芸用語
コガネムシ
別名: コガネムシ科 / 黄金虫 / scarab beetle / Scarabaeidae
成虫が葉や花を、幼虫が土中の根を食害するコガネムシ科の昆虫群です。
定義
コガネムシは、コウチュウ目コガネムシ科に属する昆虫の総称として園芸分野で使われる名称です。成虫は葉や花を食べ、幼虫は土中で細根や根菜類を食害します。日本で問題になりやすい種類には、マメコガネ、ヒメコガネ、アオドウガネ、ドウガネブイブイなどがあります。
成虫と幼虫の違い
- 成虫:葉脈を残すレース状の食害や、花弁の食害を起こします。
- 幼虫:白くC字形に丸まり、土中で根を食べます。
- 被害の位置:地上部の葉と、見えにくい地下部の根で対処が分かれます。
- 季節変化:多くの種類は幼虫で越冬し、春に浅い根域へ戻ります。
園芸での見つけ方
株が急にしおれる、株元がぐらつく、軽く引くと抜ける、芝が浮いてめくれるといった症状は、根の食害を疑う手掛かりです。ただし、根腐れや乾燥でも似た症状が出るため、株元や芝を小さく掘って幼虫の有無を確認してから防除方法を決めます。
防除の考え方
少数なら植え替えや耕起時に取り除き、産卵期には土の露出を減らします。被害が続く場合は、対象植物と「コガネムシ類幼虫」の適用が一致する登録農薬、または対象種に適した生物的防除を検討します。成虫用の葉面散布と幼虫用の土壌処理は目的が異なります。