庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

挿し木

別名: 挿し芽 / 茎挿し / さし木 / stem cutting

親株から切り取った茎や枝を用土に挿し、発根させて新しい株を作る増殖方法です。

定義

挿し木は、健全な親株から茎や枝の一部を切り取り、湿らせた用土などに挿して発根させる栄養繁殖の方法です。柔らかな茎を地表へ伸ばすグランドカバーでは「挿し芽」とも呼ばれ、少ない親株から植栽面を広げるときに使われます。

基本の要素

  • 親株:病害がなく、生育のよい株を選びます。
  • 挿し穂:切り取った茎や枝です。用土へ入る部分の葉を整理します。
  • 用土:水分を保ちながら、過湿になりにくい状態を作ります。
  • 養生:発根前は乾燥と強い直射日光を避け、挿し穂が動かないようにします。

グランドカバーでの使い方

リッピアやプラティアのように地表を這う茎を持つ種類では、刈り取った茎の根元側へ土をかぶせて増やす例があります。ただし、同じ方法がすべての種類に当てはまるわけではありません。植物ごとの適期と挿し穂の状態を確認し、最初は少数で発根を確かめます。

失敗を減らす確認点

挿した直後の茎には十分な根がなく、水を吸い上げる力が限られます。用土を乾かし切らない一方、常に水がたまる状態も避けます。水やりで挿し穂が動くと発根の妨げになるため、静かに与えます。新芽が動き、軽く触れて抜けにくくなってから、通常の管理へ移行します。