園芸用語
イチゴのクラウン
別名: クラウン / 株元 / strawberry crown
イチゴの根と葉の境にある短い茎で、植え付け深さを判断する基準となる部位です。
定義
イチゴのクラウンは、根と葉の間にある短く圧縮された茎で、葉、花、果実、分枝、ランナーを生み出す株元の部位です。苗を植えるときはクラウン中央を土面に合わせ、成長点を土で覆わず、根だけが露出しない深さに調整します。
植え付けでの確認
- 深植え:成長点が土に覆われると、蒸れや腐敗につながります。
- 浅植え:根が露出すると、乾燥しやすくなります。
- 水やり後:土が沈むため、給水後にクラウンの高さを再確認します。
地植えと容器での違い
地植えでは雨や土の沈みでクラウンの高さが変わることがあります。プランターでは給水のたびに培養土が落ち着くため、植え付け直後だけでなく数日後にも高さを見ます。多年栽培でクラウンが上へ伸びた場合も、成長点を埋めないことが更新時の基本です。
生育を観察する基準
クラウン中央から新葉が順に展開していれば、成長点が機能している目安になります。外葉だけがしおれる場合と、中心葉まで褐変する場合では意味が異なるため、一枚の葉ではなく株元、新葉、根の三点を見ます。
黒ずみ、軟化、異臭があるときは根腐れや冠部の腐敗を疑い、過湿、深植え、泥はねを確認します。乾燥で葉が垂れた株へ水を足し続ける前に、用土内部の湿りと根の色も確かめます。
株分かれと更新
生育が進むとクラウンが分枝し、株が密になって風通しや果実の位置が変わります。古葉や枯れた葉柄を株元から丁寧に除きますが、中心の成長点を傷つけないことが重要です。
植え替えでは、古い高さを目印にして新しい培養土の表面を合わせます。根を広げてもクラウンを押し込まず、水やり後に沈んだ分だけ周囲の土を補います。ランナー苗も同じ基準で、根が十分に張ってから親株とのつながりを切ります。