園芸用語
巻きひげ
別名: テンドリル / tendril / 巻きづる
つる植物が支持物を探して絡みつき、または付着盤をつくる細長い器官です。
定義
巻きひげは、つる植物が周囲の支持物をとらえるために伸ばす細長い器官です。植物によって茎・葉・葉柄など由来する部位が異なり、細い支柱へ巻きつくものと、先端に付着盤を形成して面へ固定されるものがあります。
主な働き
- 支持物の探索:伸長中の巻きひげが周囲の物体へ触れ、登る足場を確保します。
- 巻きつき:ブドウなどでは細い線材や枝へ巻き、つる本体を支えます。
- 付着盤の形成:ナツヅタでは巻きひげ先端が付着盤となり、壁面の凹凸へ固定されます。
巻きひげは根とは別の器官です。ナツヅタの壁面付着を理解するときは、「根が壁を吸っている」のではなく、巻きひげと付着盤がつくる固定機構として区別すると分かりやすくなります。
支持物との関係
巻きつくタイプには細いワイヤーや格子が適します。一方、ナツヅタのように付着盤を持つタイプは平面へ自着できるため、支持物なしでも登れます。建物へ直接付着させたくない場合は、外壁から離したトレリスやワイヤーへ誘引して管理範囲を限定します。