庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

竹垣

別名: 竹の垣根 / bamboo fence

竹材を縦横に組み、敷地の仕切り・目隠し・庭景の演出に使う日本の伝統的な垣根です。

Definition

竹垣とは、竹や割り竹を立子・胴縁・押縁として組み、棕櫚縄などで結束して作る垣根です。日本庭園では、敷地を区切るだけでなく、視線の抜け方を調整し、園路や建物への導線に和の表情を加える景物として使われます。

主な分類

  • 透かし垣:竹の間に空間を残し、向こう側を見せながら庭内を仕切ります。四つ目垣や金閣寺垣が代表例です。
  • 遮蔽垣:割り竹や細竹を密に並べ、視線を遮ります。建仁寺垣や御簾垣が代表例です。
  • 天然竹垣:竹本来の色・香り・経年変化を楽しめますが、防腐・防虫と定期点検が必要です。
  • 人工竹垣:樹脂や金属を用い、天然竹に近い外観と手入れの少なさを両立させます。

主な構成要素

竹垣の骨格は、地面に固定する支柱、水平に渡す胴縁、垂直または斜めに配置する立子で成り立ちます。建仁寺垣では表面を押さえる押縁や上端を整える玉縁も加わります。四つ目垣では立子と胴縁の交点を男結びなどで固定し、四角い透かし模様を作ります。

活用シーン

道路や隣家からの目隠しには遮蔽垣、茶庭の園路や坪庭の緩やかな仕切りには透かし垣が向きます。高い竹垣ほど風圧を受けるため、外観だけでなく基礎・支柱・排水・補修可能性まで含めて形式を選ぶことが重要です。