園芸用語
陽イオン交換容量
別名: CEC / 塩基置換容量 / 陽イオン交換能 / cation exchange capacity
土や有機物がカルシウムなどの陽イオンを保持できる量を示す土壌化学の指標です。
定義
陽イオン交換容量(CEC)は、土壌や有機物がカルシウム、マグネシウム、カリウムなどの陽イオンを吸着し、保持できる量を表す指標です。値が高い資材ほど養分を抱え込む余地が大きいと読めますが、植物が利用できる養分の量そのものを直接示す数値ではありません。
読み方
- 保肥性の手掛かり:施した肥料成分が流亡しにくいかを考える材料になります。
- 熟度の補助指標:バーク堆肥では、製品表示のCECが発酵・熟成の進み方を確かめる手掛かりになります。
- 単位:園芸資材では
meq/100gなどで表示されることがあります。 - 単独判断はしない:原料、含水率、pH、窒素などの表示と合わせて判断します。
バーク堆肥での活用
バーク堆肥の品質表示にCECが記載されている場合、70meq/100g以上が十分な発酵の目安として紹介されています。ただし、CECが高くても施用量が多すぎれば根域の水分や養分バランスを崩す可能性があります。購入時は数値だけでなく、色、粒の細かさ、刺激臭の有無、製品ラベルの推奨量も確認します。
よくある誤解
- 誤解:CECが高ければ肥料を追加しなくてもよい。
- 確認:CECは保持できる容量の指標であり、窒素・リン酸・カリウムが十分に含まれることを保証しません。
- 誤解:CECだけでバーク堆肥の品質が決まる。
- 確認:熟度や原料、粒度、臭いなど複数の情報を組み合わせます。