園芸用語
土壌有機物
別名: 有機物 / 土壌中有機物 / soil organic matter
土中の植物・動物由来物質とその分解物で、保水・養分保持・構造・生物活動に関わります。
Definition
土壌有機物とは、土中にある植物・動物由来の残さ、微生物、その分解途中の物質、腐植などの総称です。水分と養分を保持し、土粒子の団粒化を助け、土壌生物のエネルギー源になります。量だけでなく、原料、分解段階、土質との組み合わせが重要です。
主な働き
- 保水:孔隙と吸着面を増やし、乾燥時に使える水を保ちます。
- 保肥:陽イオン性の養分を保持し、流亡を抑えます。
- 構造形成:微生物の代謝物や根とともに土粒子の団粒化を助けます。
- 養分供給:分解に伴い、植物が利用できる無機態養分を放出します。
有機物を増やせば必ずよいわけではありません。未熟資材、塩類の多い堆肥、作物に対して過大な量は根や養分バランスへ悪影響を与える可能性があります。製品表示と土壌診断を確認し、少量ずつ変化を追います。
測定と管理
分析結果では乾燥土に占める割合として示されます。Iowa State University Extensionは、有機物が排水・通気・保水・養分利用に関わると説明しています。数値は気候や土質によって基準が異なるため、地域の分析機関で継続測定し、同じ方法で変化を比較します。