庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

主幹形

別名: 中心主幹形 / central leader / central leader form

一本の優勢な主幹を中心に残し、側枝を高さと方向をずらして配置する樹形です。

定義

主幹形とは、上へ伸びる一本の中心幹を樹木の骨格として維持し、その周囲に主枝や側枝を分散して配置する仕立て方です。若木の頂部にある主幹を不用意に切らず、競合する立ち枝や交差枝を整理して、円錐状の安定した樹冠へ導きます。

主な構成

  • 主幹:樹冠の中心軸として連続させる幹です。若木では頂部の競合枝を整理します。
  • 主枝:主幹から外向きに出る骨格枝です。同じ高さや同じ方向へ集中させずに選びます。
  • 側枝:主枝から分かれ、葉や花、果実を支える枝です。内部を暗くする枝は間引きます。
  • 樹高管理:果樹では収穫や手入れができる高さを想定し、樹種に応じた段階で主幹の伸長を管理します。

向く場面と注意点

中心幹が優勢になりやすい樹種や、縦方向の骨格を明確にしたい庭木・果樹に向きます。若木の時期に主幹を途中で失うと、複数の競合枝が立って形が乱れやすいため、将来の頂部を担う枝を一つに決めます。一方、横へ広がる性質の強い樹種や、低い位置で収穫したい目的には、開心形や変則主幹形のほうが管理しやすい場合があります。