園芸用語
変則主幹形
別名: 変則主幹仕立て / modified central leader
若木では主幹を伸ばし、必要な主枝を確保した後に主幹の優勢を弱めて高さを抑える樹形です。
変則主幹形
定義
変則主幹形とは、若木の間は一本の主幹を利用して主枝を配置し、骨格が整った段階で主幹の優勢を弱め、最終的な高さと広がりを調整する仕立て方です。主幹形の構造的な分かりやすさと、開心形に近い採光・作業性を両立させる中間的な樹形です。
主な構成
- 初期の主幹:植え付け後は中心軸を残し、主枝候補がそろうまで樹冠を導きます。
- 分散した主枝:同じ高さに枝が集中しないよう、上下と方向をずらして骨格枝を選びます。
- 主幹の切り替え:必要な骨格ができた後、主幹の伸びを抑え、側枝へ役割を移します。
- 内部の間引き:採光を妨げる直立枝や交差枝を整理し、樹冠内部の枝を維持します。
向く場面と注意点
主幹を保ち続けると高くなりすぎる一方、植え付け直後から中心を大きく開けるのが難しい樹種で選ばれます。途中で形を変えるため、どの枝を将来の主枝にするかを早い段階から決める必要があります。完成後も一律に枝先を切りそろえるのではなく、主枝の先端と競合する枝を見分け、樹高と採光のバランスを毎年調整します。