園芸用語
開心自然形
別名: 開心形 / 盃状形 / 杯状形 / open center / vase shape
中心部に大きな主幹を残さず、主枝を外向きに配置して樹冠内部へ光を入れる果樹の代表的な樹形です。
開心自然形
定義
開心自然形とは、樹冠の中心に大きな主幹や強い直立枝を残さず、複数の主枝を上向きかつ外向きに配置する仕立て方です。上から見た中心部を開けることで、下部や内側の結果枝にも光を届けやすくし、手入れや収穫ができる高さへ導きます。
主な構成
- 開いた中心部:樹冠内部へ伸びる強い枝を整理し、上方から光が入る空間を保ちます。
- 複数の主枝:幹から伸びる骨格枝を方向が重ならないように選び、外側へ導きます。
- 側枝・結果枝:主枝に沿って残し、内部を暗くする直立枝や交差枝を間引きます。
- 低い作業域:主幹形より中心軸を低く抑えやすく、管理と収穫の動線を確保します。
向く場面と注意点
横へ枝を広げやすい果樹や、樹冠内部への採光を重視する仕立てに向きます。植え付け後に主枝候補を選ぶ段階で骨格が決まるため、同じ位置から複数の太枝を集中させないことが大切です。中心を開けることと枝を大量に除くことは同じではありません。果実や葉を支える枝を残しつつ、強い直立枝や混み合う枝を毎年少しずつ整理します。