庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

イングリッシュラベンダー

別名: コモンラベンダー / 真正ラベンダー / Lavandula angustifolia / English lavender

強い芳香と耐寒性を備え、香料・ポプリにも利用されるラベンダー属の常緑性低木。

定義

イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia)は、シソ科ラベンダー属の常緑性低木です。コモンラベンダーとも呼ばれ、細い花穂と豊かな芳香、寒冷地で育てやすい耐寒性を備えます。一方、日本の暖地では高温多湿による蒸れと根傷みに注意が必要です。

主な特徴

  • 花姿:花穂の頂部にフレンチラベンダーのような大きな花弁状苞はありません。
  • 香り:甘く爽やかな芳香があり、香料、ポプリ、ドライフラワーなどに利用されます。
  • 気候適性:寒さには比較的強い反面、蒸し暑い夏を苦手とします。
  • 開花:日本の栽培情報では、おおむね春から初夏が中心です。

栽培で重要な条件

日当たりと風通しを確保し、水はけのよい土に植えます。梅雨前後は枝葉が混み合わないように整え、過湿を避けます。鉢植えなら長雨の間だけ雨の当たらない場所へ動かせるため、暖地でも夏越しの管理を調整しやすくなります。

活用シーン

香りを収穫して楽しみたい庭、寒冷地の宿根草花壇、ドライフラワーやポプリの材料を育てたい場合に向きます。花姿を長期間眺めることだけが目的なら、地域によってはフレンチラベンダーや別の耐暑性系統も比較対象になります。