庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

エスパリエ

別名: 壁面仕立て / espalier

樹木の枝を壁面や支持構造に沿って誘引し、平面的な樹形に仕立てる園芸技法です。

定義

エスパリエとは、樹木の枝を壁、フェンス、トレリスなどの支持構造に沿って誘引し、奥行きを抑えた平面的な樹形に仕立てる園芸技法です。枝を水平方向または扇状に配置し、狭い場所で果樹や観賞樹を育てる目的に使われます。

主な構成

  • 支持構造:壁面から適切な間隔を取り、ワイヤーやトレリスで枝を支えます。
  • 中心軸:垂直の幹を基準に、左右へ伸ばす枝の段を計画します。
  • 水平枝・扇状枝:柔らかい若枝を少しずつ誘引し、固定具が食い込まないよう定期的に確認します。
  • 更新剪定:予定面から外へ伸びる枝や混み合う枝を整理し、短い結果枝を維持します。

活用シーン

通路沿い、狭い庭、日当たりのよい壁面など、通常の樹冠を広げにくい場所で役立ちます。立体的に広がる木を平面へ制限するため、植えて終わりの低管理型ではありません。枝が柔らかい時期から誘引し、毎年の剪定と結束の調整を続けられることが選択条件です。樹種によって花芽・果芽の付き方が異なるため、枝を短くする前に結果枝の位置を確認します。