園芸用語
園芸用不織布
別名: 不織布 / 園芸用フリース / べたがけ資材 / horticultural fleece
光・水・空気を通しながら、霜や寒風から作物を守る軽量な園芸用被覆資材です。
定義
園芸用不織布とは、繊維を織らずに結合してシート状にした、軽量な園芸用被覆資材です。光、水、空気を通しながら、作物へ霜や寒風が直接当たるのを和らげます。畝へ直接かける「べたがけ」、支柱へ載せる「トンネルがけ」、温室内の内張りなどに使われます。
主な性質
- 通気性:空気が通るため、フィルムより蒸れを抑えやすい資材です。
- 透水性:製品の仕様に応じて、被覆した上から水を通せます。
- 透光性:生育に必要な光を取り込みながら、寒風や霜を緩和します。
- 軽さ:作物へ直接かけやすい一方、風で飛ばされない固定が必要です。
- 用途の広さ:保温だけでなく、防風、防虫、防鳥、乾燥の緩和にも使われます。
被覆方法の違い
| 方法 | 資材の位置 | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| べたがけ | 作物や畝へ直接かける | 葉物野菜、播種後、軽い霜よけ | 生育分のゆとりと裾の固定が必要 |
| トンネルがけ | アーチ支柱の上へかける | 草丈がある作物、寒風対策 | 強風による擦れと固定具による破れに注意 |
| 内張り | ハウスや簡易温室の内側へ張る | 空気層を利用した保温 | 日中の温度と結露を確認する |
活用シーン
家庭菜園では、ホウレンソウやコマツナなどの畝へかけて霜と寒風を和らげます。鉢植えでは、葉へ密着させるより支柱で空間を作り、株全体と鉢の周囲を覆う方法が扱いやすくなります。強い凍結が予想される場合は、不織布だけに頼らず、移動、マルチング、外側の防風資材を組み合わせて判断します。