園芸用語
ミルキースポア
別名: 乳化病菌 / Paenibacillus popilliae / milky spore
マメコガネ幼虫に感染する細菌Paenibacillus popilliaeを利用した微生物防除資材です。
定義
ミルキースポアは、細菌Paenibacillus popilliaeの胞子を利用し、マメコガネの幼虫へ感染させる微生物防除資材です。対象が限定され、コガネムシ科の白い幼虫すべてに同じように効く資材ではありません。
特徴
- 対象が狭い:市販株は主にマメコガネ幼虫を対象とします。
- 作用が遅い:感染した幼虫が死ぬまで数週間かかる場合があります。
- 環境依存:土壌条件と対象幼虫の存在に左右されます。
- 結果が一定しない:大学の圃場試験では、安定した抑制が確認されていない資料があります。
天敵線虫との違い
天敵線虫は生きた線虫を水とともに根域へ届け、対象となる幼虫へ寄生させます。ミルキースポアは細菌胞子による感染を利用します。どちらも「無農薬だから万能」ではなく、害虫の種類、幼虫の段階、土壌水分、入手できる製品の表示を確認する必要があります。
家庭園芸での判断
白い幼虫を見つけても種類を確認できない場合、ミルキースポアだけに頼る判断は避けます。少数なら手で除去し、広い芝ではサンプルを数か所掘って被害の程度を確認します。対象種と製品表示が一致するときだけ候補にします。