庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

オーナメンタルグラス

別名: オーナメントグラス / 観賞用グラス / グラス類 / ornamental grass

葉・穂・草姿・風による動きを観賞するため、庭や花壇に取り入れるイネ科などの植物群。

定義

オーナメンタルグラスは、花だけでなく細い葉、穂、草姿、風で揺れる動き、冬枯れのシルエットなどを観賞する目的で庭に用いる植物群です。真正のイネ科に限らず、庭では細葉で似た効果を出す植物をまとめて扱う場合があります。

主な分類

  • 暖地型と寒地型:生育を始める季節が異なり、暖地型は地温が上がる晩春から動き、寒地型は気温が穏やかな早春から伸びます。
  • 株立ち型と地下茎型:株立ち型はまとまりやすく、地下茎型は地中の茎で広がるため、植える場所と管理範囲の確認が必要です。
  • 常緑性と落葉性:常緑性は枯れ葉を抜いて整え、落葉性は新芽が出る前に古い茎葉を刈るのが基本です。
  • 小・中型と大型:草丈だけでなく、株幅と花穂の高さまで含めて完成サイズを判断します。

庭での活用

オーナメンタルグラスは、宿根草花壇の中景・背景、園路の縁取り、フォーカルポイント、軽やかな目隠しに使えます。穂の細い線は大きな葉を背景に置くと際立ち、霞状の穂は量感のある花や葉と合わせると輪郭が見えやすくなります。単独で種類を増やすより、同じ種類を反復し、花や広葉の植物との対比を作る方が庭全体をまとめやすい植物です。

管理の基本

植栽前に日照、排水、成株サイズ、生育習性を確認します。根付いた後は乾燥に耐える種類が多い一方、日陰や湿った場所を好む種類もあります。株の中央が枯れ込むようになったら、新芽が動く前の株分けで更新します。刈り込み方は常緑性と落葉性で異なるため、すべてを一律に根元から切る管理は避けます。