庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

石組み

別名: 石組 / 庭石の配置 / ishi-gumi

庭石の形、向き、高低、間隔を組み合わせて自然景観の骨格をつくる造園技法。

Definition

石組みは、庭石の形、石肌、向き、高低、間隔を読み、複数の石で山、島、滝、岸辺などの景観を象徴的に構成する造園技法です。枯山水では庭の骨格となり、砂紋の流れや鑑賞方向を決める基準にもなります。

主な構成要素

  • 主石:最も視線を集め、庭の重心と方向を決める石です。
  • 脇石・添え石:主石の傾きや高さを受け、配置にまとまりを与えます。
  • 根入れ:石の一部を地中へ据え、置いただけに見えない安定感をつくります。
  • 余白:石同士を離す空間で、砂面の広がりと遠近感を保ちます。

配置の考え方

最初に主石の見せる面を決め、脇石を不等辺三角形の関係になるよう仮置きします。一直線や左右対称を避け、高さと向きを変えると自然なまとまりが生まれます。本据えでは石の下を掘って根入れし、ぐらつかない位置を探してから周囲を締めます。

よくある誤解

奇数個を使えば自動的に自然に見えるわけではありません。個数よりも、主従関係、石の顔、地面への納まり、鑑賞点から見た重なりを優先します。小さな庭では石を増やすより、主石一つと十分な余白を残すほうが景観をまとめやすくなります。