園芸用語
砂紋
別名: 砂の模様 / 箒目 / sand pattern
白砂や砂利の表面に熊手で描き、水面や流れを象徴する筋状の模様。
Definition
砂紋(さもん)は、枯山水の白砂や細かな砂利を熊手で掻き、実際にはない水面、川、波、渦などを象徴的に表す筋状の模様です。模様だけで完結する装飾ではなく、石組みや余白との関係によって庭全体の流れをつくります。
主な種類
- 平行線:穏やかな流れや静かな水面を表し、初心者でも間隔を保ちやすい形です。
- 曲線:川や海流の向きを示し、石の配置をつなぐ動きを与えます。
- 同心円・渦:石の周囲から広がる波や渦を表し、視線を焦点へ導きます。
- 扇状の波:複数の円弧を重ね、広がりのある水面を見立てます。
描き方と管理
砂面を先に平らにならし、奥から出口へ向かって描くと足跡を残しにくくなります。レーキは左右に同じ圧力をかけ、直線では一定速度、円弧では腕だけでなく体を回して半径を保ちます。雨や風で崩れたときは、部分だけ継ぎ足さず周囲を均してから描き直すと線が自然につながります。
よくある誤解
砂紋は決まった模様を正確に写すだけの作業ではありません。庭の鑑賞方向、石の重心、砂面の広さに合わせ、どこから流れが始まりどこへ抜けるかを一体で考える必要があります。