庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

ユキノシタ

別名: 雪の下 / Saxifraga stolonifera / ストロベリーサキシフラガ

湿り気のある半日陰から日陰で育ち、ランナーで子株を増やす常緑性の多年草です。

定義

ユキノシタ(学名 Saxifraga stolonifera)は、湿り気のある半日陰から日陰に自生・栽培されるユキノシタ科の常緑性多年草です。丸い葉に白い葉脈が入り、初夏には左右非対称の白い花を咲かせ、地表へ伸びるランナーの先に子株を作ります。

主な特徴

  • 日照:強い直射日光より、木漏れ日や建物の北側などの半日陰から明るい日陰に向きます。
  • 土壌:適度な湿り気と保水性を好みますが、根腐れを避けるため排水性も必要です。
  • 広がり方:赤みのあるランナーが地表へ伸び、接地した子株が発根して面を広げます。
  • 観賞部位:白い葉脈のある葉と、春から初夏に上がる白い花茎を楽しめます。

グランドカバーでの活用

ユキノシタは、庭木の下、石垣まわり、建物北側など、踏まれにくく湿り気の残る場所の下草に向きます。複数株を植えるときは完成までの速さと風通しを考えて株間を決め、広がった後は花壇外へ伸びたランナーを整理します。強い踏圧には向かないため、人が歩く動線では飛び石の脇などへ配置します。

管理上の注意

乾燥が続くと葉先が傷みやすい一方、水がたまる土では根腐れの原因になります。真夏の西日と長時間の直射日光を避け、腐葉土などで保水性を補いながら排水も確保します。暗すぎる日陰では葉は育っても花が減ることがあるため、花を重視する場合は木漏れ日の入る明るさを選びます。