園芸用語
ほふく茎
別名: 匍匐茎 / 走出枝 / stolon
地表を横に伸び、節から発根して新しい株を作る茎で、ランナーとも呼ばれます。
定義
ほふく茎は、親株から地表を横方向へ伸び、節が土に触れると発根して新しい株を作る茎です。ランナーや走出枝とも呼ばれます。シロツメクサが短期間で面を覆る一方、花壇の外へ越境しやすいのは、この栄養繁殖の仕組みによります。
主な構成
- 親株:ほふく茎を伸ばす起点になる株です。
- 節:葉や芽が付き、土に触れると根を出せる位置です。
- 節間:隣り合う節をつなぎ、被覆範囲を広げる部分です。
- 子株:節で発根し、親株から離れても生育できる株です。
グランドカバーでの働き
ほふく茎を持つ植物は、株と株の間を自ら埋めやすいため、地表被覆と侵食抑制に役立ちます。反面、植え付け範囲を越えた茎を地上だけで切っても、節で発根した子株が残れば再生します。境界管理では、茎を持ち上げて発根点を確認し、不要な子株まで抜き取ります。
管理の具体例
花壇とクローバーローンの境に見切り材を入れ、月に一度程度は縁を歩いて越境した茎を確認します。舗装の隙間や低木の根元へ入った場合は、刈払機で上部だけを切るより、湿った日に節をたどって抜く方が再発を抑えやすくなります。