庭世界 日本の気候に合わせた家庭園芸の育て方と道具選び

園芸用語

炭酸水素ナトリウム(重曹)

別名: 重曹 / 炭酸水素ナトリウム / baking soda / sodium bicarbonate

弱アルカリ性の無機塩で、家庭では重曹と呼ばれ、ナメクジへの直接処置にも使われる物質。

定義

炭酸水素ナトリウムは、家庭で「重曹」と呼ばれる弱アルカリ性の無機塩です。ナメクジに直接かけると、体表から水分が移動する脱水作用によって動きを止めます。ただし、庭全体へまく予防材ではなく、見つけた個体への局所的な処置として扱う必要があります。

ナメクジ対策での使い方

  • 対象を限定する:植物や土へ広く散布せず、発見した個体へ直接使います。
  • 動かなくなるまで確認する:少量を振っただけでは処置が不十分になるため、回収まで行います。
  • 使用後に取り除く:個体と周囲の余分な重曹を回収し、土へ蓄積させません。
  • 酸性土を好む植物の近くを避ける:過度な使用は根元の環境を変える可能性があります。

向いている場面と限界

重曹は専用薬剤を使わず、目の前の少数を処置したい場面に向きます。一方、雨で流れやすく、卵や隠れた個体までは処理できません。カタツムリが大量発生している庭では、重曹の反復散布より、落ち葉や鉢底の点検、夜間捕獲、過湿の改善、必要に応じた専用ベイト剤を組み合わせるほうが再発防止につながります。