園芸用語
土壌水分
別名: 土の湿り具合 / 土壌含水状態 / soil moisture
土壌の中に保持され、植物の根が利用する水分の状態を表す概念です。
定義
土壌水分は、土の粒子の間に保持され、植物の根が吸収できる水の状態です。水やりの判断では表面の色だけに頼らず、根が多い深さの湿り具合を確かめ、土質、排水性、気温、植物の生育段階と合わせて評価します。
確認方法
- 指で確かめる:株元近くの土へ指を入れ、表面より下の湿りを確認します。
- 土の感触を見る:砂質土は水が抜けやすく、粘土質土は長く保持しやすい性質があります。
- 植物の状態を見る:葉のしおれだけで即断せず、土の湿りと根の状態を併せて見ます。
- 水分計を使う:同じ場所と深さで継続して測り、変化の傾向を判断します。
灌漑との関係
灌漑は時刻表どおりに水を出すだけでなく、土壌水分が必要な範囲にあるかを確認して調整する作業です。過湿のまま運転を続けると根の呼吸を妨げ、乾きすぎれば植物が吸水しにくくなります。ゾーンごとに土質と日照が異なる庭では、同じ運転時間を一律に当てはめないことが重要です。