園芸用語
アジュガ
別名: セイヨウキランソウ / アジュガ・レプタンス / Ajuga / Ajuga reptans / bugleweed
日陰にも耐え、ほふく茎で地表を覆うシソ科キランソウ属の常緑多年草です。
定義
アジュガは、シソ科キランソウ属に含まれる常緑または半常緑の多年草で、日本の園芸では主にセイヨウキランソウ(Ajuga reptans)とその園芸品種を指します。地表を横へ伸びるほふく性があり、子株をつけたランナーが節から発根するため、日陰のグランドカバーや花壇の縁取りに利用されます。
主な特徴
- 葉:緑のほか、銅色、赤褐色、斑入りなどの園芸品種があり、花のない時期もカラーリーフとして観賞できます。
- 花:春に株元から花茎を立ち上げ、青紫、ピンク、白などの小花を穂状につけます。
- 草姿:上へ高く伸びるより、ランナーで横へ広がって密なマットを作ります。
- 性質:耐陰性と耐寒性があり、明るい日陰から半日陰に適しますが、強い直射日光による乾燥と葉焼け、重く過湿な土での蒸れには注意が必要です。
栽培条件
アジュガは、適度な湿り気がありながら排水もよい土で安定して育ちます。地植えでは根付いた後の水やりを降雨に任せられますが、鉢植えでは表土が乾き始めたら鉢底から流れるまで与えます。肥料は多く必要とせず、過剰に与えると茎葉ばかりが茂って花つきが低下することがあります。梅雨前後に古葉や花がらを除き、混み合った株を整理すると、灰色かび病などにつながる蒸れを抑えられます。
増やし方と広がりの管理
ランナーの子株が発根してから親株との間を切る方法と、混み合った株を掘り上げて分ける株分けが基本です。ランナーの子株は、親株とつないだまま別の鉢の土へ固定し、根付いて新葉が動いてから切り離すと失敗を減らせます。広がりすぎを防ぐ場合は、通路や見切り材で範囲を区切り、境界を越えたランナーを早めに切り戻します。