園芸用語
赤玉土
別名: 赤土 / 赤玉 / akadama / akadama soil
関東ローム層の赤土を乾燥・粒状化した、排水性・保水性・通気性を備える園芸用の基本用土です。
Definition
赤玉土は、関東ローム層から採れる赤土を乾燥・粉砕し、粒の大きさで選別した園芸用土です。肥料分をほとんど含まない無機質の基本用土で、粒間のすき間による排水性と通気性、粒そのものが水を抱える保水性を併せ持ちます。弱酸性で多くの園芸植物に使いやすい一方、通常品は使用中に粒が崩れて微塵が増えることがあります。
主な性質
- 弱酸性:資料ではpH5〜6前後とされ、多くの植物向けの配合で基礎にしやすい用土です。
- 排水性と保水性:粒間から余分な水を逃がしながら、一粒ずつが水分を保持します。
- 通気性:粒が保たれている間は根域へ空気が入りやすくなります。
- 保肥性:肥料分そのものは少ないものの、施した肥料分を保持する性質があります。
粒径と硬さの選び方
赤玉土は大粒・中粒・小粒・極小粒などで流通しますが、呼び名に統一された寸法基準はなく、メーカーごとに差があります。一般に大きい粒ほど排水性が高く、小さい粒ほど保水性が高まります。鉢植えの基本用土には小粒、大きな鉢や太い根には中粒、鉢底の排水層には大粒が選択肢です。長く粒構造を保ちたい場合は、焼成して崩れにくくした硬質赤玉土も検討します。
使用前と交換時の確認
袋の底にたまった微塵をふるいで除くと、粒の間の目詰まりを抑えられます。植え付け後に水が表面へ長くたまる、鉢底から抜けにくい、粒が泥状になった場合は、配合の見直しや植え替えを検討します。赤玉土は肥料ではないため、植物と栽培段階に応じて腐葉土や肥料を別に組み合わせます。