園芸用語
鹿沼土
別名: 鹿沼用土 / kanuma / kanuma soil
栃木県鹿沼市周辺で産出する、酸性で多孔質な黄色系の園芸用土です。
Definition
鹿沼土は、栃木県鹿沼市周辺で採掘される火山由来の園芸用土です。黄色から白色に見える軽い粒には細かな孔があり、排水性・通気性と適度な保水性を併せ持ちます。pH4〜5程度の酸性が大きな特徴で、サツキ、ツツジ、ブルーベリーなど酸性土壌を好む植物の用土に使われます。
主な性質
- 酸性:赤玉土よりpHが低く、好酸性植物向けの配合で役立ちます。
- 多孔質:粒の孔が水を抱え、粒間のすき間が余分な水と空気の通り道になります。
- 色の変化:乾燥時と吸水時で色が変わるため、水分状態を目で確認する手がかりになります。
- 低い肥料分:肥料そのものではなく、長期栽培では植物に合う施肥や有機質資材を別に考えます。
粒の大きさと用途
細粒・小粒は挿し木や育苗、表土の水分確認に使いやすく、中粒は鉢植えや盆栽、大粒は排水層に向きます。ただし粒径区分は商品によって異なるため、袋の実寸表示と植物の根の太さを確認します。長期間の鉢植えでは、通常品より粒が崩れにくい硬質鹿沼土も選択肢です。
使い分けの注意
一般的な草花や野菜に鹿沼土を多く使うと、必要以上に酸性へ傾く場合があります。まず植物が好むpHを確認し、赤玉土や培養土へ補助的に混ぜるか、好酸性植物では主体にするかを決めます。鹿沼土も微塵が増えると排水性が落ちるため、使用前のふるい分けと植え替え時の粒の確認が必要です。