園芸用語
バーク堆肥
別名: バークたい肥 / 樹皮堆肥 / bark compost / composted bark
樹皮を発酵・熟成させ、土の構造や水分・養分保持を整える植物質の土壌改良材です。
定義
バーク堆肥は、木材加工で生じる樹皮を細かくし、発酵・熟成させた植物質の堆肥です。主な役割は肥料成分を直接補うことではなく、繊維質と安定した有機物によって土の通気性、排水性、保水性、保肥性を整えることです。
主な働き
- 土壌改良:硬い土では空気と水の通り道をつくり、砂質の土では水分や養分を保ちやすくします。
- 有機物の補給:分解が比較的ゆっくりな樹皮由来の有機物を土に加えます。
- 表土の保護:地表に敷くと、乾燥や雑草の発生を抑えるマルチとして使えます。
- 資源循環:木材加工の副産物である樹皮を園芸資材として活用します。
使い分け
土に混ぜる場合は、製品表示と現在の土質を確認し、一度に多量を入れないことが基本です。地表に敷く場合は、幹や株元へ密着させず、土の表面を覆う目的で使います。未熟品や粗いバークチップは、熟成したバーク堆肥と性質が異なるため、同じ量や方法で扱いません。
選ぶときの確認点
完熟品は、黒褐色で大きな樹皮片が少なく、刺激臭が目立たない状態が判断材料になります。品質表示に陽イオン交換容量がある場合は、肥料成分を保持する性質や熟度を検討する補助情報として読めます。施用量は原料や熟度によって変わるため、一般論より製品ラベルを優先します。