園芸用語
苗
別名: 実生苗 / 幼苗 / seedling
種子から発芽した植物を、定植できる大きさまで容器や苗床で育てた若い株です。
定義
苗は、種子から発芽した植物を、花壇や鉢へ植え付けられる段階まで育てた若い株です。発芽直後の子葉だけの状態から、本葉と根が増えて植え替えに耐えられる状態までを含みます。容器内で育てる工程は育苗と呼ばれます。
健全な苗の見分け方
- 茎 — 細長く伸びすぎず、株元がぐらついていません。
- 葉 — 子葉の後に本葉が展開し、黄変や病斑が目立ちません。
- 根 — 白い根が用土を適度に保持し、黒く腐った部分や強い根詰まりがありません。
- 用土 — 湿っていますが水がたまらず、表面に広がるカビがありません。
育苗中の管理
発芽後は光を確保し、用土を乾かし切らない一方で、常に水浸しにしないことが基本です。苗が混み合うと光と風が届きにくくなるため、生育の弱い株を間引きます。室内で育てた苗を屋外へ移す前には、強い日差しや風、夜間温度へ段階的に慣らします。
植え付け判断
植え付け時期は、種まきからの日数だけでなく、本葉の枚数、根鉢のまとまり、屋外温度を合わせて判断します。発芽が遅い種類では同じ日にまいた苗でも生育差が出るため、苗ごとの状態を見る方が安全です。