園芸用語
養分欠乏
別名: 栄養欠乏 / 肥料不足 / nutrient deficiency
植物が必要な養分を十分に吸収できず、葉色や生育に特徴的な異常が現れる生理障害です。
定義
養分欠乏は、植物の生長に必要な元素が不足するか、土壌条件や根の障害によって吸収できず、葉色や生育に異常が現れる生理障害です。葉の黄化、葉脈間の退色、葉縁の褐変、新葉の変形などが手掛かりになりますが、症状だけで不足元素を断定することはできません。
葉の位置から見る候補
- 古い葉から黄化:窒素、マグネシウム、カリウムなどを候補にします。
- 新しい葉から黄白化:鉄など、若い組織に症状が出やすい要素を候補にします。
- 古い葉の先端から葉縁へ進む:カリウム不足のパターンと一致する場合があります。
- 若い葉の先端が白く褐変:カルシウム不足などを候補にします。
追肥前の確認
黄色い葉を見て直ちに肥料を増やすと、過剰施肥で根を傷める可能性があります。まず栽培植物、発生した葉の位置、土のpH、排水性、水やり履歴を記録します。根が傷んでいる、または土壌pHによって養分が利用できない場合は、肥料の量より根域環境の修正が優先されます。