園芸用語
防虫ネット
別名: 防虫網 / 虫よけネット / 防虫メッシュ / insect netting / insect exclusion netting
作物を網で覆い、対象害虫の侵入を物理的に抑える園芸・農業用ネットです。
定義
防虫ネットは、作物を細かな網で覆い、成虫の飛来や産卵、微小害虫の侵入を物理的に抑える資材です。防ぎたい虫より小さい目合いを選ぶことが基本ですが、網目を細かくするほど通気性が下がり、内部が蒸れやすくなるため、目合いだけで優劣は決まりません。
目合いと対象害虫
- 0.4mm前後:コナジラミ類やアザミウマ類など、微小害虫を対象にします。
- 0.6mm前後:ハモグリバエ類やキスジノミハムシなどを対象にします。
- 0.8mm前後:アブラムシ類を対象にします。
- 1.0mm前後:コナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ類などを対象にします。
目合いは製品の表示と対象害虫を照合して決めます。赤色、銀糸入り、黒色など、色や反射を利用する製品もありますが、色だけで隙間や破れを補うことはできません。
設置と管理
防虫ネットは、虫が作物へ付く前に設置し、トンネル支柱などで葉との間に空間をつくります。裾、合わせ目、ファスナー周辺を固定し、小さな穴も早めに補修します。葉物野菜など受粉を必要としない作物では長く被覆できますが、昆虫による受粉が必要な果菜類では、開花期にネットを外すか人工授粉を行う判断が必要です。
細かな網を夏に使う場合は、葉の蒸れ、内部温度、病気の兆候を観察します。水を通す製品でも、散水後に土まで十分に届いたかを確認します。シーズン後は土や植物片を落とし、乾燥させてから保管します。