園芸用語
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)
別名: リュウノヒゲ / ジャノヒゲ / タマリュウ / Ophiopogon japonicus / mondo grass
日本や東アジアに自生し、タマリュウの原種として庭の下草や縁取りに使われる常緑多年草です。
定義
ジャノヒゲ(リュウノヒゲ、学名 Ophiopogon japonicus)は、細い葉を株立ち状に茂らせる常緑多年草です。日本や中国など東アジアの林床に見られ、庭では日陰の下草、花壇の縁取り、庭石の周囲を低く見せる地被植物として利用されます。芝の仲間ではなく、キジカクシ科ジャノヒゲ属の植物です。
タマリュウとの関係
タマリュウは、リュウノヒゲから葉が短く密にまとまる性質を選んだ矮性の園芸品種として扱われます。一般的なリュウノヒゲより草丈を低く保ちやすいため、狭い犬走り、飛び石の隙間、花壇の縁など輪郭を整えたい場所に向きます。栽培の基本は共通しますが、被覆速度は速くないため、完成時期に応じた植栽間隔が重要です。
主な性質
- 常緑性:冬も葉を残しやすく、足元の緑を通年維持しやすい植物です。
- 耐陰性:半日陰から日陰へ適応し、樹木や建物の陰の下草に使えます。
- 株立ち:地下茎でゆっくり広がり、密な葉のまとまりを作ります。
- 花と実:夏に白色から淡紫色の小花をつけ、その後に青紫色の実を結びます。
- 増やし方:大きくなった株を分けて植え直す株分けが基本です。
庭での使い分け
人が頻繁に歩く主動線では葉や株元が傷みやすいため、飛び石の間や通路脇など、直接踏まれにくい位置に植えます。暗い場所にも耐えますが、密な葉姿を保つには明るい日陰から半日陰が扱いやすい環境です。植え付け直後は根が張るまで乾燥を避け、定着後は土の排水と降雨を見ながら管理します。