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園芸用語

マリーゴールド

別名: マンジュギク / センジュギク / Tagetes / marigold

キク科マンジュギク属の草花で、観賞用のほか、種類と使い方を選んでセンチュウやコナジラミ対策にも利用されます。

マリーゴールド

定義

マリーゴールド(Tagetes)は、キク科マンジュギク属の草花です。日本の園芸では主に非耐寒性の一年草として扱われ、黄色やオレンジ色の花を春から秋まで咲かせます。花壇や鉢の観賞用だけでなく、種類と栽培方法を選ぶことで、植物寄生性センチュウの密度抑制や一部の害虫を対象としたコンパニオンプランツにも利用されます。

主な系統

  • フレンチ系(Tagetes patula):草丈を抑えやすく、花壇の縁取りや混植に使いやすい系統です。フロリダ大学IFASの資料では、幅広いセンチュウ類への抑制が確認された系統として扱われています。
  • アフリカン系(Tagetes erecta):草丈が高く、大輪になりやすい系統です。観賞用品種のほか、緑肥やセンチュウ対策用として示される品種もあります。
  • メキシカン系:小輪で細かな葉を持つ種類があり、香りや景観を生かして栽培されます。

害虫管理での位置づけ

マリーゴールドの害虫管理効果は、すべての虫を遠ざける万能な「虫除け」ではありません。根圏では、生きた根が関与する作用と、センチュウがその品種を宿主にできるかどうかが重要です。対象となるセンチュウの種類によっては効果が異なり、逆に増える組み合わせもあります。

地上部では、フレンチマリーゴールドが放出するリモネンによって、トマトのコナジラミを遠ざけた温室試験があります。また、連続して咲く花は訪花昆虫や天敵を呼び込み、生物的防除を支える役割も期待できます。センチュウ対策と地上害虫対策は仕組みが異なるため、目的に合わせて配置と栽培期間を決める必要があります。

栽培の要点

項目基本条件
日照日なたと風通しのよい場所
播種春、発芽適温を確保してまく
用土水はけのよい培養土や改良した庭土
水やり鉢土の表面が乾いてから十分に与える
管理花がら摘み、夏の切り戻し、過湿回避

種まきから育てる場合は、発芽まで乾燥させず、発芽後は日照を確保します。複数株を植えるときは株間を取り、風通しを保ちます。鉢植えでは受け皿に水をためず、地植えでは活着後の過剰な水やりを避けます。